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環境経済

「もったいない」という考え方

環境経済のキーワード

「美しい環境」を守りつつ、「豊かな経済」を作り上げる、そう思ったとき、昔からある言葉「もったいない」という気持ちが大切なのではないでしょうか。





プラスチックのリサイクルを考えてみましょう

プラスチックのリサイクルには大まかに、二通りの方法があります。

「マテリアルリサイクル」と「サーマルリサイクル」です。



マテリアルリサイクル

石油
プラスチック原料
プラスチック製品
運搬
分別回収

「マテリアルリサイクル」とは、わかりやすく言うと、回収して 再びプラスチック製品の原材料として使用する方法のことです。
サーマルリサイクル

石油
プラスチック原料
プラスチック製品
熱源として利用
分別回収

「サーマルリサイクル」とは、文字通り、プラスチック製品を「熱源として」再利用することです。すなわち、プラスチック製品はもともと石油から出来ていますから、大変よく燃えます。





マテリアルリサイクルとサーマルリサイクルの課題

燃えないゴミとして「埋め立て処分」するよりは、有効な両者の処理法ですが、課題が無いわけではありません。次に課題を見てみましょう。



<マテリアルリサイクル>

この方法は、使用済みプラスチック製品が、再び プラスチック製品に生まれ変わることから、原材料としては再生が行われる点で優れています。

しかし、この行程には、石油が使用され、「新たな石油の消費」と「CO2排出」の問題が浮上してきます。



<サーマルリサイクル>

この方法は、新たな石油の消費を生まないという点では優れています。しかし、燃やしてしまうのですから、再びよみがえることはありません。石油資源が失われていくことには変わりがありません。






「もったいない」を加えてみたら

資源循環型社会を作るには、ベストという方法は、まだ確立されていません。では、究極の方法とは何でしょうか。

「捨てないこと」 「壊れたら直すこと」に視点をもっていったらどうでしょうか。そうです、「捨てるのは もったいない」と考えることから始まるのではないでしょうか。

何も一回しか使っていない「包装物」を捨てることはなく、いよいよ本来の役割を果たせなくなったら、初めてリサイクルに回せば良いのです。



「もったいない」と経済

もしも、消費者が物を捨てなくなって、たまにしか新たな物を購入しなくなったら、経済はどうなるのでしょうか。

これは現在、私たちはシュミレーションを繰り返し行っています。

今のところ出ている結論として「経済は成り立つ」というものです。ただし、経済の「量」が変動するという、経済成長や経済状況ではありません。経済の量ではなく、経済の質が向上していく、成熟的な流れが生まれてくると予測しています。

「使える物は 何度でも使いましょう」


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