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環境経済

北海道の経済1 (第一次産業)

北海道経済を考える時、まずは「農林水産業」という「第一次産業」を考えなくてはならないでしょう。

北海道の農業は発展していますか、北海道の水産業は発展していますか、そう尋ねられた時に、みなさんは どうお答えになりますか。

やはり「発展している」「伸びている」という表現は難しいでしょう。



水 産 業

前浜の水揚げ

たとえば、北海道沿岸部の市町村は、古くから水産業で発展を遂げてまいりました。漁港を作り、船を所有し、海に出て魚を捕ってくる人、それを加工する水産加工場の人、またそれを輸送するために、包装資材を納める人、運送する人等、さまざまな経済的活動が、前浜で水揚げされる水産物によって成り立っておりました。

現在はどうでしょうか。幅広い意味での「水産物」に携わる方々から、あまり威勢のよいお話は出てきません。特に聞かれるのは「魚が捕れない」「原料がない」という驚くべき事実なのです。


魚はどこに

北海道の漁港に魚が水揚げされない限り、それに関連する様々な業種で影響が出ます。それは北海道経済に影響を及ぼしていきます。

普段、水産物を食べているだけなら実感は湧かないかもしれません。水産物自体は、スーパーなどにいくと豊富に並んでいるからです。ですが良く原産地を見る必要があります。 特に加工品の場合、「○○産」というように大きく表示はされていません。

海に囲まれた水産王国 北海道が、はるかカナダやノルウェーから輸入した原料で水産加工品を製造していることは 不自然ささえ感じることがあります。

魚はどこへ行ってしまったのでしょうか。
海には今、何が起きているのでしょうか。



農 業

話を農業に向けて、考えてみましょう。

農家の方々から聞かれる言葉からは、経営的に厳しいお話がたくさん出てきます。


もっとも根元的な「食」産業

しかし、農家の方々が怠けていたり、仕事をいい加減にしているわけではないのです。多くの方は、以前と変わりなく、まじめに畑や田んぼに向かっていらっしゃるのです。

では、なぜ「食生活」という、人間が根元的に必要とする事業に関わる方々が、経済的に苦しい思いをしているのでしょうか。 なぜ もっとも人類にとって大切な「食」に携わる方々が多い 北海道の経済が良くなっていかないのでしょうか。


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