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環境経済

北海道の経済2 (大都市部の経済)


今度は都市部に目を向けてみましょう。


遠くの景気回復

2005年、新聞やテレビなどの報道では、景気回復がみられた業界のことを盛んに取り上げ始めました。バブル経済の後遺症が片づき始め、金融機関も健全経営に転じ始めたという報道などです。

北海道で経済活動を営んでいらっしゃる方々は、その実感があるでしょうか。

「北海道がもっとも景気が悪い」「北海道だけは就職先がない」こんな言葉ばかり聞こえて来るのではないでしょうか。

大都市 札幌でさえ、景気は好調ではありません。


札幌の体質

札幌は周知の通り、本州大都市のように工業製品などを生産し、他の地域へ供給していく産業構造が発達しておりません。他の地域で生産・製造された物をを購入し、消費していく「消費経済都市」といわれる所以です。

また「支店経済」という言葉の通り、今もなお、札幌には日本を代表する企業の支社や支店はたいてい存在しています。 そこから、札幌には大企業がたくさんある、というイメージをもたれるかもしれません。 ですが、それは あくまでも、北海道での消費を目的とした営業拠点である場合が多いのです。

支店から他の地域には物は出て行きません。支店には他の地域にある物が入ってくる場合が多いのです。

では、道内企業は、新たな製造業などの産業を創造し発展させ、本州大都市などへ 支店等の販売網を築き、売り込みを始めることが大切なのでしょうか。

多くの経営者の皆さん、そんなこと簡単に出来たら苦労しませんね。そして何よりも、本州型産業の追随、二番煎じ型ビジネスモデルでは、永遠に北海道は地理的にも、交通を中心としたインフラ整備状況的にも、不利な立場で競争をするしかないのです。

では、どうしたら、北海道から供給できる物を増やすことができるのでしょうか。 新産業を創出できるのでしょうか。

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