エコネット北海道 top






  


環境経済

北海道だからできること


北海道の長所に目を向けて

北海道の長所とはなんですか。

実は、この「長所」 あるいは「短所」という見方には、見る人によって、また見る立場によって変化が起きてきます。

たとえば、雪ですが、車を運転する人には短所です。ですがスキーリゾートや、除雪産業や、冬用の商品販売にとっては長所に転じます。

では、さらに踏み込んで、車を運転する人にとって本当に短所しかないのでしょうか。


ものの見方

たとえば、北海道の冬道を難なく運転するドライバーは、雪のない地域ではレーシングドライバーしか習得していない「カウンターステア」という技術を日常的に身につけています。カーブで車が滑ったときに、回避しようとして反対側にハンドルを切るのではなく、あえて滑った方向にハンドルをきっていく方法のことです。 この技術は、すぐには経済に結びつかないかもしれません。ですが見方を変えて、流れた自然法則にいったんは従ってみる、という技術と考えたらどうでしょうか。


ラジオ文化

また、冬道はとても渋滞しています。自ずとラジオを聞いている時間が増えます。北海道ほどビジネスマンが共通のラジオ番組に耳を傾け、その話題が持ち上がる地域も珍しいのではないでしょうか。では、ラジオ局と何か協力できることはないでしょうか。

考え事もたくさんできます。なにか新しい発明はできないでしょうか。


プラス志向へ

たしかに悪い点をあげればきりがありません。しかも悪い点を指摘していっても、何も良いものは生まれません。

私たち北海道民の祖先の方々は、自然環境を上手に克服し、さらに、自然と良いお付き合いをしていったのです。そこから新たな産業や文化が生まれました。もう一度 開拓者精神を思い、北海道発の新産業・新文化を創造していきませんか。




お金をかけずにある自然

北海道には、毎年たくさんの観光客が来道します。

お金も時間もかけて、北海道の自然を満喫するために訪れる方々が大勢います。今では、敢えて冬の北海道に訪れることへのロマンを感じ、台湾からの大勢の観光客が冬の札幌市内を歩いています。

ニセコでは、季節が逆の南半球にあるオーストラリアから、たくさんのスキー客を中心に観光客が訪れます。オーストラリアの人は、南半球の夏に、北欧やカナダにまさるとも劣らないパウダースノーを求めて北海道にやってくるのです。

北海道に住む私たちはどうでしょうか。

実に北海道の良さは、北海道以外の人に見つけられ、生かされているのです。では今度は私たち北海道民が自ら、北海道の良さを発見して生かしていきませんか。

私たちはお金をかけず、時間をかけず、大自然に触れ合う特権をもって生活を行っているのです。お金をかけずして与えられているものが すでにたくさんあったのです。




自然と経済

自然を考えた場合、まずやはり、美しい自然をいかした観光産業が考えられ、実際に北海道の主要産業の一つとして定着しています。

ですが一方では、観光以外にも取り組んでいる方々がいます。

北海道には実に水産物の四分の一をホタテ貝が占めていますが、やっかいものだった産業廃棄物の貝殻を道路の舗装に用いたり、雪だるまを沖縄に送ったりするなど、あらたな仕組みが年々生まれてきています。

北海道の豊かな自然環境を壊すことなく、さらに自然に目を向け、経済活動と融和させ、自然と経済が共存共栄していけるシステム作り、生かし合うビジネスモデル作りが、明日の北海道を発展させるビジョンの一つになってくるのではないでしょうか。



エコネット北海道トップ | サイトマップ | お問い合せ | よくあるご質問(FAQ) | プライバシーポリシー | 著作権/リンクについて

Copyright (C) 2005-2009 エコネット北海道 All Rights Reserved